双子にネントレは必要?おすすめ寝かしつけ方法5選

sleeping baby twins life

産まれたばかりの赤ちゃんは生活リズムがついていませんよね。
うまく眠れずに泣いてしまったり、抱っこじゃないと寝てくれなかったり。
そんな日が続くとママやパパも疲弊してしまい寝不足やストレスで悪循環になってしまいます。

この記事では、私自身の経験から双子のネントレ方法や気をつけることを解説しています。
ママが少しでも一息つける時間を作るための1つの手段として、私なりのネントレ方法を参考にしてみてくださいね。

ネントレとは?

ネントレとは『ねんねトレーニング』の略で、生活リズムが整っていない赤ちゃんのリズムを自分の力で朝起きて夜眠るという習慣をつけてあげるためにトレーニングすることです。
ネントレをすることで赤ちゃんが寝てくれないという睡眠の悩みを改善することができるでしょう。

ネントレを始めたきっかけ

筆者がネントレをしようと思ったきっかけはもちろん双子だったからです。
夜中に双子がどちらも泣いて起きたらどう対応したら良いのだろう?交互に起きたらどうしよう?と妊娠中から不安でした。

長女が赤ちゃんの頃寝ない子だったこともネントレを検討した理由の1つです。
長女は抱っこでしか寝ないタイプで、さらに立って縦揺れが基本で座って抱っこだと泣いて怒りました。
背中スイッチや夜泣きもあり、お昼寝は30分寝てくれたらいい方。

そんな長女の睡眠問題で苦労したので、双子はなんとしてもネントレをして自分の睡眠時間を確保したいと思いました。

SNSで調べるとネントレについての記事がたくさんありますよね。
しかしスケジュール管理が細かく、賃貸に住んでいたので泣いている赤ちゃんをほっとくのは近所迷惑かなと感じ、最初は躊躇しました。
ただ、自力で眠れることは赤ちゃんにとっても良質な睡眠を取れることなので、私なりにできることを取り入れてみようとゆるいネントレをすることに決めました。

ネントレはいつから始めたらいい?

結論から言うと、いつ初めても大丈夫です。
思い立ったその時が始め時です。

私の場合、ネントレしようと決めていたものの、新生児の頃から始めてもいいものなのか不安になり、リズムが整うと言われている5、6ヶ月から始めるべきか悩んでいました。
生後1ヶ月頃、小児科の先生や新生児訪問の方にも聞いてみましたが、

・焦らなくていい
・だんだんリズムがついてくるから大丈夫
・ネントレってなに?


という反応だったので、ネントレを始めるのはもう少し大きくなってからにしようと思っていました。
しかし生後1ヶ月を過ぎた頃から夜21時になると双子2人とも同時に泣き、抱っこしてもダメ、オムツを変えてもダメ、とにかく1時間程泣き続けるという現象が起きたんです。
生後1ヶ月とはいえ2人分の泣き声はかなりうるさく感じますよ。

こんなに泣き続けるならネントレしても近所迷惑なのは同じではないか?
これからもっと声量が大きくなる前にネントレした方がいいのではないか?

と考えるようになり、生後1ヶ月で始めることに。
結果、いろんな癖がつく前に早いうちに始めてよかったと思っています。

私のネントレ方法5選

わが家で実際に行ったネントレ方法を5つお伝えします。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

 1. 朝は決まった時間に起こし、夜寝る時間も決める

生活リズムを整えるために、きっちりではなくても大体決まった時間になるよう意識して過ごしていました。
わが家の場合、朝は8時起床、夜は21時就寝を目安にしていました。

上の子がいるので、あまりきっちり考えずになんとなくでやっていました。
朝だけでも意識して起こしてあげると違いますよ。

2. 寝る前の入眠儀式を作る

入眠儀式とは、これをしたら寝る合図だという習慣を作ることで、赤ちゃんがスムーズに入眠することができるというものです。
おしゃぶりの子もいるでしょうし、おくるみを巻くことでもいいと思います。

我が家の場合は「スワドルアップ」。

スワドルアップについては別記事で詳しく紹介しますが、簡単に言うと赤ちゃんの頃に起きやすいモロー反射や背中スイッチによる夜泣きを防ぐアイテムです。
日本で言うお雛まきをすることと同じですね。

寝室に連れて行く前にスワドルアップを双子に着せながら、「これからねんねだよ〜」と話しかけ寝室に連れて行くようにしていました。

3. 寝室を真っ暗にしてドアを閉める

ドアを閉める前に「おやすみ〜」と声をかけてドアを閉めます。
その後は
泣いていてもドアの近くで様子を見ます。
最初2、3日は5分〜10分程したら寝室に入り、トントンしたり大丈夫だよ〜と話かけながら。
落ち着いたらまたドアを閉めるのを何度か繰り返しました。
しだいに寝室に入るまでの時間を伸ばしていきます。

4. 泣いたら抱っこしてもいい

自分の子供が泣いているのは耐えがたいものですよね。
ネントレでよく聞くのは「泣いても抱っこしない」と言う言葉。

でも私は抱っこしていました。
実は、抱っこをしても寝る直前で布団に置いてあげれば、赤ちゃんは抱っこじゃないと寝ないという習慣がつかないんです!
我が家ではなかなか思うように眠れなそうな時は迷わず抱っこしていました。
ただし、抱っこしながら眠らないよう寝る寸前で布団に下ろすように心がけていましたよ。

5. 起きている時間はたくさん抱っこする

赤ちゃんは抱っこが大好きですよね。
なので赤ちゃんが起きている時はたくさん抱っこしたり触れ合うように意識していました。
寝る時はたくさん抱っこはできないので、愛情不足と感じないよう大好きな気持ちを言葉でも体でも伝えてあげましょう。

ネントレを始めてからの変化

入眠の変化

最初に変化を感じたのはネントレを始めてから約1週間後。
ゆるくネントレをしていましたが、おやすみ〜と寝室のドアを閉じてから泣く時間が次第に短くなり、1週間後には少しフニャフニャするのですが、泣かずに入眠することができたんです。
それからは夜の寝つきはほとんど愚図らずに寝てくれるようになりました。

睡眠時間の変化

次の変化は3週間後。
21時に寝てから初めて5時間連続で寝てくれました。
それまで夜中起きる間隔はなかなか変わらず2、3時間おきに起きていたのですが、以下のことに気をつけるようにしたら変わってきましたよ。

  1. 授乳は○時間おきと決めず、起きなかったらこちらからは起こさない
  2. 泣いて起きそうになってもしばらくは様子を見る
  3. 寝る前最後の授乳後すぐに寝室に連れていかず、少し落ち着かせてから連れて行く


詳しく見ていきましょう。

1. 授乳は○時間おきと決めず、起きなかったらこちらからは起こさない

基本的に生後1ヶ月頃は2、3時間おきに授乳をすると言われていますが、夜中に関してもその方法を続けているといつになってもこちらが眠れないので、特に2、3時間を越えても起きてこなければそのまま寝かせておくことにしました。
お腹が空けば自分で起きます。
なのであまり気にせず、起きない時はこちらから起こさず寝かせていましたよ。

2. 泣いて起きそうになってもしばらくは様子を見る

いままでは、少しでも泣き始めたら上の子や双子の片方が起きないようすぐに起きて対応をしていました。
でもこのやり方だと、夜中に目が覚めた後に自力で再入眠する力が付かないと思い、ギャン泣きになるまでは多少泣いても少し放っておくようにしました。
それでも泣き止まない時はひたすらトントン。

初めのうちは何をしても泣き止まず、結局抱っこすることが多かったです。
でも1週間程経つとトントンだけで入眠できるようになり、愚図っても自力で入眠できるように!

3. 寝る前最後の授乳後すぐに寝室に連れていかず、少し落ち着かせてから連れて行く

授乳すると赤ちゃんは眠くなります。
授乳しながら眠ってしまう赤ちゃんも多いと思います。
その時はそれが楽だからそれでいいと思ってしましますよね
ですが、それが習慣になると今後授乳しないと眠れなくなってしまいます。

授乳=寝る」と結びつけないよう、授乳の後は少し抱っこしたりスキンシップをして目が覚めてるのを確かめてから寝室へ連れて行きました。


ネントレを始めてから1ヶ月後、入眠は自力でできるようになり、朝まで1度も起きずに寝てくれるようになりました。

ネントレをした結果どうなった?

現在の寝かしつけ

ネントレをして1ヶ月で自力入眠できるようになったとお伝えしましたが、今では寝室へ連れて行きおやすみと声をかけると笑顔で「ばいば〜い」と手を振り勝手に寝てくれます。
双子たちの中で、「寝室へ行く=眠る時間」と言う習慣がついたんですね。
ベビーモニターで見ていても、2人で遊んだりはするものの、全く泣きもせず眠くなったら寝ています。

本当に楽です!

上の子の大変さを知っているからこそ、双子単胎関係なく全てのパパママにネントレをおすすめします!
子供もよく眠れて親も休めるなんて最高だと思いませんか?

赤ちゃんの時は抱っこで寝るのは当たり前、大きくなるまで我慢だと思っていましたが、そうではありません。
まだこの世に生を受けて何もわからないからこそ、こちらが誘導してあげることですぐに順応してくれます。

新たな悩み

勝手に寝てくれる双子ですが、暗闇かつ親がいない状況でしか寝ないのが悩みです。   
ちなみに上の子は暗闇ではなく薄明かりを付けてトントンしていないと眠れません。
なので子供3人を同時に寝かせることができない状況。
また、親がいると興奮したり甘えたりで寝てくれません。

この問題に関しては、

1. 上の子寝かしつけ (寝室は薄明かり)
2. 双子寝かしつけ(寝室は真っ暗)
3. ドアを閉める 

と言うルーティンができていて今のところほぼ困っていないため様子を見ようと思います。
今後、それぞれの状況が変わった時にどうしていくかを考えていこうと思います。
その時はまたこちらで報告させて頂きますね。

ネントレのデメリットや不安

ここまでネントレのメリットをお伝えしてきましたが、ここでデメリットや不安要素をお伝えしていきます。

サイレントベビーにならないか?

結論から言うと、ネントレが原因でサイレントベビーになることはありません。

まず、サイレントベビーとは、赤ちゃんが泣きも笑いもしなくなり表情がなくなってしまうこと。
赤ちゃんが泣いている時に長時間放っておくことで、泣いても誰も相手にしてくれないと構ってもらうことを諦めてしまうことのようです。

ネントレ初期は泣かせてしまうことが多いので、その段階でサイレントベビーになってしまわないか不安でした。
しかし、多くのサイレントベビーの原因は一時的な放置ではなく、長期間に及ぶ放置をすることであり、それ以外にもテレビばかり見せてコミュニケーションを取らないことで起こると言われているそうです。

私の対策はネントレ以外の起きている時間はいつも以上にスキンシップをすること。
できる限り抱っこをして「大好きだよ」と語りかけました。

そして現在、双子はサイレントベビーにはなっていません。
とても元気で喜怒哀楽を表現してくれていますよ。

泣き声で兄弟姉妹が起きない?

兄弟姉妹がいる方はネントレ期間中の兄弟姉妹をどう寝かせたらいいかとても悩みますよね。

・双子が寝付いてから寝かせる
・双子より先に寝かせる

我が家は後者です。

新生児とはいえ2人分の泣き声が同じ寝室で聞こえたら確実に目を覚ましてしまうと思い、我が家は双子を寝かせた後に上の子を寝かせていました。

ただ、それだといつ寝つくかわからない双子の泣き声を聞かせなければならず、うるさいと言われてしまったのと、上の子の寝る時間が遅くなってしまい翌朝起きれず悪循環に。

そこである日、一か八かで上の子を先に寝かしつけてから双子を寝かすという流れにしてみたところ、上の子全く起きない!
双子が大泣きしている寝室で、ぐっすり寝息を立てているのを聞き、安心したと同時によく眠れるなと感心したのを覚えています。

我が家の場合、ネントレ中でも兄弟姉妹は起きませんでした。
上の子と双子を同じ寝室で寝かせる方法をとりましたが何の問題もありませんでしたよ。

近所迷惑にならない?

一軒家やしっかりした造りのマンションにお住まいの方には問題ないと思います。
ただ、我が家は賃貸アパートに住んでおり、住宅街であったため夜はとても静かでした。
その中で赤ちゃんの泣き声が長時間聞こえてきたらご迷惑ですし、もしかしたら通報される可能性もありますよね。

だからこそ、泣き声がまだ大きくない低月齢のうちにネントレをすることをおすすめします
赤ちゃんは日に日に声量が増してくるので、5、6ヶ月まで待っていたら恐らくご近所に申し訳なくてネントレできなかったかもしれません。
低月齢のうちでしたら泣き声もまだ可愛いもの。
家の造りにもよりますが、窓を閉め切っていたら外にもあまり声が漏れないと思います。

低月齢のうちにネントレを始めることで、ご近所に迷惑がかからない確率が高いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

我が家の双子のネントレは、約1ヶ月で自力入眠、朝までの連続睡眠ができるようになり、夜が来るのも怖くなくなりました。
寝不足にならないので親の私の気持ちも安定して、昼間も心にゆとりを持ちながら子供に接することができています。

上の子の時は環境が整っておらずネントレしなかったため、今でも寝かしつけが必要です。
ネントレをするかしないかでここまでの違いが出るとは思いませんでした。

賛否両論あるネントレですが、私は自身の経験から自信を持っておすすめできます。

まずは自分のやりやすいやり方で、取り入れられそうなものから始めてみてはいかがでしょうか?

皆様の子育てが笑顔となりますように。

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